「これだけ体操」 「腰みがき体操」 [腰痛]
腰痛軽減 体動かして
【2016年3月1日付朝日新聞・生活】
無理せず 続けて効果
痛みが3カ月以上続く慢性腰痛は原因がはっきりしないことが多い。日本整形外科学会と日本腰痛学会が2012年にまとめた診療指針では、慢性腰痛には薬物と運動療法を推奨する。ただ、痛み止めの非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)は、消化管の出血や腎臓障害の副作用が出る場合があるので、注意して使いたい。
腰をひっばる牽引療法は、指針では腰痛全般に対して「有効であるエビデンス(証拠)は不足」とされた。電気神経刺激療法については「有効か無効かは一定の結論に至ってない」とした。
運動療法は筋肉を強化して腰への負担を減らす。継続することで慢性的な痛みを和らげ、再発予防にも効果がある。
東京大医学部付属病院22世紀医療センターの松平浩特任准教授(整形外科)は、「安静第一と思い込んでいる人は考えを変えよう」と訴えている。不安から腰を動かさないでいると、むしろ腰痛が治りにくくなってしまうという。
背骨と背骨に挟まれた椎間板の中央には、ゼリー状の髄核がある。前かがみの状態が続くと、髄核が後ろに移動する。これを松平さんは「借金がある状態」と呼ぶ。「借金」を重ねると、椎間板が傷ついたり、椎間板から髄核が飛び出すヘルニアになったりする可能性がある。そのため、後ろにずれた髄核を定期的に元に戻してやる必要があるという。
松平さんが提唱するのが、立った状態で、息を吐きながら、腰を3秒間後ろにそらす「これだけ体操」だ。1、2回を1日数回やるのが目安だという。
一方、白土さん(=白土 修教授:福島県立医科大会津医療センター整形外科)は、ふだんから正しい姿勢に気をつけ、毎日の「腰みがき体操」を勧める。「継続が肝心。痛みが強くならない範囲で、無理なく続けましょう」(瀬川茂子)
P.S.
「ロキソニン」と「カロナール」の違い、理解しましょうね。
http://www.fizz-di.jp/archives/1033868268.html
インフルエンザには「カロナール」ですよ。
2016-03-01 09:36
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