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高齢者の誤嚥性肺炎の予防 [嚥下障害]

誤嚥性肺炎予防.jpg
【日本医師会雑誌 平成28年2月 第144巻・第11号 p2276ー問5】
 
 この設問の解答、少々迷いますね。
 ①か④かな・・。
 
 下記ご参照下さいね。
 http://www.jrs.or.jp/quicklink/journal/nopass_pdf/ajrs/002060703j.pdf
 =誤嚥をきたしやすい病態・基礎疾患には中枢神経疾患,認知症および胃瘻造設(percutaneous
endoscopic gastrostomy:PEG)を含めた経管栄養患者が多い.このような患者における誤嚥性肺炎のリスク因子としては嚥下障害と経口摂取困難があげられるため,予防対策としては特に嚥下機能を改善することが重要である.
 嚥下機能の改善には摂食・嚥下リハビリテーションや薬物療法があるが,嚥下リハビリテーションはむしろ顕性誤嚥対策として重要で,一方高齢者や脳梗塞後で誤嚥のリスクが高い患者群では,不顕性誤嚥対策として嚥下反射を改善するアンギオテンシン変換酵素(angiotensinconverting enzyme:ACE)阻害薬や抗血小板薬のシロスタゾール(cilostazol)などが肺炎発症を抑制するこ
とが知られており,誤嚥性肺炎の予防に有用である.


誤嚥性肺炎に胃ろうは効果的?
 http://www.skincare-univ.com/article/010042/
 誤嚥性肺炎を防止するために胃ろうを考える方も少なくないですが、実際は、胃ろうでも誤嚥性肺炎になる可能性はあります。というのも、直接胃に入れた栄養剤がのどまで逆流し、誤嚥して肺に細菌が入り込んでしまうケースがあるためです。また、口から食事をしなくなると、口腔機能は一気に衰えます。飲み込む力が弱くなるだけでなく、唾液の分泌が減ることで口腔が乾燥し、粘膜が傷つきやすくなって細菌に感染しやすくもなります。
 胃ろうは、あくまでも食べ物の誤嚥を防ぐための対症療法です。胃ろうによって誤嚥性肺炎を引き起こす確率は低くなりますが、完全に防ぐ方法であるとは言えません。


 ①,⑤は肺炎予防には有効でしょうが、誤嚥性肺炎とはあまり関係がない話のように思います。
 http://www.haien-yobou.jp/q_a.xhtml
 肺炎を防ぐには、毎日できる予防の一環として、うがい・手洗い・マスクの着用などがあります。また、日頃から、持病の治療につとめたり、禁煙をしたり、からだの抵抗力(免疫力)を高めたりするようなことも有効とされています。
 そのほか、慌てて食べ物を食べたり飲んだりしないことや、口の中を、つねに清潔に保つことなども大切です。規則正しい生活を心がけながら、医療機関で肺炎球菌ワクチン*を接種するなど、できることをはじめてみましょう。

 
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