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若年認知症の特徴 [認知症]

高齢者の認知症との違い
 若年性認知症は、医学的には老年期の認知症と同じですが、次のような特徴があります(小長谷陽子:渡邉智之、小長谷正明:若年認知症の発症年齢、原因疾患および有病率の検討―愛知県における調査から―. 臨床神経学 Vol.49 335-341 2009)。
若年性認知症の特徴.jpg

発症年齢と気づき
 発症年齢が若いことは前述した定義のとおりです。男性に多いことも高齢者とは異なる特徴であり、そのために就労に関することをはじめ、さまざまな課題が出てきます。
 最初に気がつく症状としてはもの忘れが多く、行動や性格の変化、言語障害などもみられます。判断力や実行機能が低下するので、仕事の手順や段取りが悪くなります。イライラしたり、怒りっぽくなったり、気分が落ち込むこともあるため、うつ状態と考えられてしまうことも多々あります。
 もの忘れによる仕事のミスや家事が下手になることで、本人や家族は「何かおかしい」ことには気づきますが、認知症であるとは思わず、受診が遅れることがあります
 【小長谷陽子:若年性認知症者の実態と支援体制. COMMUNITY CARE Vol.18 54-57 2016】
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