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認知症見守りに小型端末 [認知症]

認知症見守りに小型端末
 ALSOK

 綜合警備保障(ALSOK)は、徘徊(はいかい)する認知症高齢者の居場所を見つける小型の発信端末を開発した。省電力の無線通信を使いスマートフォン(スマホ)で位置情報を捉える。従来のシステムに比べ端末価格を約10分の1に引き下げ、毎月の利用料金も抑える。自治体と連携して3年で500市町村での導入をめざす。

靴や杖に取り付け
低価格で軽量化
 端末サイズは縦3cm、横5.6cm、厚さ1.1cmでボタン電池で動く。重さは14グラムで電池は1年以上交換せずに済む。近距離無線通信規格のブルートゥース・ロー・エナジー(BLE)を使う。
 端末は衣服に縫い付けたり、お守り袋に入れて杖(つえ)に結びつけたりできる。介護用靴大手の徳武産業(香川県さぬき市)と協力して専用の靴も開発した。靴ひも代わりのテープ部分に端末をさし込んで使う。
 価格は1台2千円程度を見込む。毎月の利用料は200~300円にする方針だ。ALSOKの全地球測位システム(GPS)を使う従来式は、端末価格が税別2万1500円。月の利用料が同1100円だった。価格を抑えて普及を図る。
 端末は半径50~100㍍ほどの範囲で電波を常時発信する。街中で専用の無料アプリを入れたスマホやタブレット(多機能携帯端末)が高齢者とすれ違うと検知する。受信した位置情報はALSOKに自動で送信し、サーバーに高齢者の移動の履歴を匿名で蓄積する。
 高齢者を捜す家族が、アプリに服装などの特徴を書き込むとALSOKが承諾を得た協力者に伝え、周囲を確認してもらうこともできる。
 居場所を確認する精度を高めるには、一定数以上のアプリを持つ協力者が必要になる。近隣住民や医療・介護、行政関係者のほか、宅配事業者などを想定する。
(以下省略)
 【2016年4月5日付日本経済新聞 企業・消費】
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