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「偏見」の金縛りからの解放 [アルツハイマー病]

医師へ
 告知の際は、段階的に伝えるなどの配慮が必要だと思います。予後には個人差があることも伝えてほしいです。
 【佐藤雅彦:認知症になった私が伝えたいこと. 大月書店, 東京, 2014, p170】

解説:永田久美子(認知症介護研究・研修東京センター)─「偏見」の金縛りからの解放
 いまの佐藤さんは、発症後一〇年余りを経過し、少しずつ記憶や判断等の障害が進み暮らしにくさが増えてきていますが、迷いながらも自分なりに考え、日々の暮らし方を自分で決め、楽しみや生きがいのある生活を求めて前向きに過ごしています。発症後、一〇年以上が経ってもこうした生き方ができるというのは、従来は考えられなかったことです(近年、佐藤さんのように、発症後一〇年以上を経過しても、自分なりに語り、暮らし続けている人が増えてきています)。
 【佐藤雅彦:認知症になった私が伝えたいこと. 大月書店, 東京, 2014, pp196-197】

私の感想
FAST.jpg
 私が想像するには、佐藤雅彦さんは、FAST Stage3のごくごく初期に診断され、10年が経過した今、「軽度のアルツハイマー病」に留まっているという状況なのだと推察しております。
 FAST Stage7fの期間は「不定」とされております。確かに個人差のあることは感じております。
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