SSブログ
日々想々 ブログトップ
- | 次の10件

新電力が注目されていますが・・ [日々想々]

新電力大手が対抗プラン.jpg 新電力が注目されておりますが、私は本日、中部電力の「おとくプラン」に先行予約を入れました。
 本日の日経新聞によりますと、2年で5,580円ほど安くなるようです。
 中電の担当者の説明によりますと、「基本料金・使用料金に変更はありませんが『毎月150ポイントの賦与』というメリットが出てくる」そうです。

 150×12×2年=3,600ポイント
 3,600ポイントがなぜ5,580円になるのかはよく分かりません。

医師の自殺が増えた理由【研修最前線】 [日々想々]

医師によく見られる特性.JPG医師の自殺が増えた理由【研修最前線】
 東京医科歯科大学2015年研修医セミナー【酒井夏子(m3.com編集部)2016年2月8日 (月)配信】
 https://www.m3.com/clinical/kenshuusaizensen/394015

 一般人口よりも自殺率が高い医師。
 日本だけでなく、多くの国で同様な傾向が見られるという。その背景にある原因とは。東京医科歯科大学保健管理センターの平井伸英氏が様々なデータを用いて解説する。【酒井夏子(m3.com編集部】
 講師は、東京医科歯科 大学保健管理センターの平井伸英氏

医師の自殺率は高い
 これは多くの国で言われており、このアメリカでの研究報告では、男性医師の自殺率は一般男性の1.4倍、女性医師では一般女性の2.7倍でした(Schernhammer ES, Colditz GA:Suicide rates among physicians: a quantitative and gender assessment (meta-analysis). Am J Psychiatry Vol.161 2295-2302 2004)。もともと女性は一般的に自殺率が低いので、一般人口に比べて女性医師の自殺率の高さが目立ちます。さらに、自殺した医師を剖検したときに、抗うつ薬が検出される率が非常に低いということが報告されています。つまり、適切なうつ病の治療を受けずに自殺に至ってしまうケースが医師で多いということです。
 自殺率の高い医師ですが、研修医の自殺率も高いです。精神的な落ち込みで研修から脱落する研修医が1パーセントと報告されています。多くは復帰しますが、そのうち1割ぐらいは医学界に戻ってこないといわれます。中には自殺や自殺未遂をする人もいます。

日本の医師を取り巻く環境は年々厳しくなっている
 日本でも一般人口に比べて医師の自殺率は高いとされています。しかし、男女別にみると、男性の自殺率は一般人口とあまり変わりません。女性医師の自殺率が一般人口よりも高めですが、データ数があまり多くなく、さらに平成18年以降は医師の自殺者数は公表されていないので、最近の状況はわかりません。
 ただ、以前は医師の自殺率は一般人口に比べて少なかったのです。1979年には一般人口で自殺率が18.5%だったのに対して医師の自殺率は10.9%でした。それが徐々に医師の自殺率が増えていき、ついには逆転します。これを考えると、医師を取り巻くメンタルヘルスの環境がだんだん悪くなってきているということは確かだと思います。

医療従事者の自殺の動機は人間関係
 医師の自殺者数についての最近のデータはないですが、医療・保健従事者の自殺の動機については細かいデータが発表されています。日本国民全体では、自殺の動機のトップは健康問題です。病気を苦にして自殺する人がトップで、2番目が経済問題です。医療従事者では健康問題の比重が一般人口よりも小さくなります。これは医療従事者が健康に関して正しい知識を持っているからだと思います。経済問題も原因のトップ2には入りません。
 医療従事者の場合には、勤務の問題が一般人口の2倍以上3倍近くあります。仕事上のストレスが一般の人たちよりも相対的に高いといえます。中でも、人間関係や仕事の疲れが割合として高くなっています。家庭問題や男女問題も動機として多く、恐らくは仕事が忙しいゆえに、自分の生活や人間関係を維持するために使うエネルギーと時間が足りず、個人的な生活がないがしろになってしまう傾向があると危惧されます。

医師は完璧を求められる
 医師に対してすごくストレスのかかる世の中になってきているのも確かです。2006年のNewsweekの記事では「Perfect Is Possible」とショッキングなタイトルがつけられました。「メディカルエラーはゼロにできる」というタイトルです。記事を読むと、医療ミスがゼロにできるということが書いてあるわけではないのですが、多くの恐らく医療を利用する人たちは、「医療ミスはゼロであってほしい」「ゼロにできるはずだ」という気持ちがあるのは間違いないと思います。
 【写真】
 それと呼応するように、我々医療者、医師も完璧を目指そうとします。実際、医師になる人は完璧主義であったり、強迫性があったりする人が多いと思います。周囲の人たちが私たちに求めるのと同時に、私たちの中でも完璧という無理なゴール設定をしてしまうのです。
 完璧主義であることは、決して到達できないゴールを自分で作ってしまうことになります。「ここまでできれば合格」というラインを作るのではなく、今より上を求めるという視点を持つということです。それは決して悪いことではなく、そのことを否定するわけではないのですが、精神疾患、メンタルヘルスの不調に陥ってしまったときには、そこから抜け出すのが難しくなります。

女性医師は配慮ができる
 女性の医師は幾つか男性医師にはない良い特徴があるといわれています。例えば患者との間の高額の賠償請求などは女性医師では少ないといわれています。理由には、患者との関係性などをつくりやすい、配慮がうまくできることが挙げられています。一方で、配慮をするがために燃え尽きてしまうというようなこともあります。さらに、ハラスメントを受けることもあります。女性の医師の自殺率の高さには、これらのことが関係している可能性があります(続く)。


P.S.
 Schernhammer ES, Colditz GA:Suicide rates among physicians: a quantitative and gender assessment (meta-analysis). Am J Psychiatry Vol.161 2295-2302
 【2004http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15569903

日々想々 [日々想々]

 毎日の日々想う々は、私のFacebookにてご紹介しております。
 一度、お立ち寄り下さいね。
 https://www.facebook.com/atsushi.kasama.9

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感
- | 次の10件 日々想々 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。