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認知症の早期診断の意義 [認知症]

認知症の早期診断の意義

 皆さん、認知症早期診断の意義って何だと思われますか?
 実は3つの大きな意義があります。
1 早期診断・早期治療により、アルツハイマー病の進行をなるべく遅らせる
2 治療可能な認知症を見逃さない
3 初期のうちに、適切な認知症ケアの方法を指導し、「認知症の行動・心理症状」(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia;BPSD)の発生を未然に防ぐ
 この3点、どれも非常に重要な意義を持っています。中でも3番目のBPSDの予防という目的はあまり知られていない大きな意義ですので、しっかりと啓蒙していくことが必要だと感じています。

 独立行政法人国立長寿医療研究センター病院の鳥羽研二院長は、第13回日本認知症ケア学会の特別講演J(抄録集)において、「介護ニーズでもっとも重要なものは『周辺症状』である。」(鳥羽研二:認知症に対する包括的アプローチ─非薬物療法の重要性─. 日本認知症ケア学会誌 Vol.11 47 2012)と述べています。すなわち、認知症患者さんの在宅介護を継続していくためには、BPSDに対する包括的アプローチが非常に重要な鍵を握るのです。

 さて、認知症介護の基本は、「本人の話を聞く」、「否定しない」「叱らない」ことですね。
 川崎幸クリニックの杉山孝博院長が認知症を理解し上手な対応ができるようにとまとめた「認知症をよく理解するための9大法則・1原則」というものがあります。その概略は、認知症の人と家族の会のウェブサイト(http://www.alzheimer.or.jp/?page_id=2228)において知ることができます。

 言葉としては分かっていてもなかなか実践が難しい世界でもあります。
 その辺りを、笑いを組み入れながら吉本風にうまく伝えて行ければ啓蒙活動が推進されるのになぁ・・って思っています。
 石田竜生さんがこうした意義を感じてくれれば、私とのコラボが実現するかも知れませんね。。。
 医療漫才って新しい分野で成長産業だと思うけどなぁ・・。分かりにくい医療の世界を笑いを取り入れながら、鋭くえぐっていき、啓蒙活動に繋げていく・・。意義深いことだと私は思います。
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